錨と碇の違い

錨と碇の違い

錨と碇の違い

- 概要 -

錨とは洋式船に使われていた二本爪のいかりのことを指し、碇は和式船に使われていた四本爪のいかりのことを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

錨も碇も船に積まれた重石や何かに巻きつける時のもののことを指しており、現在では錨という言葉を使うのが正しいとされているが元々は別のもののことを指していた。

錨とは洋式船に使われていた二本爪のいかりのことを指している。洋式船の場合は英語だったのでアンカーと呼ばれていたが当て字で錨を持ってきたと言われている。

それに対して碇は日本船に使われていた四本爪のいかりのことを指す。だが四本爪のいかりは洋式船が日本に入ってきてから、二本爪のいかりに統一されてしまったため碇はなくなってしまった。また碇には「石のいかり」という意味もあったが明治初期ごろまでは鉄のいかりもまた同じように碇と言われていたため、二つの差はほぼなかったと言える。