梅干しとカリカリ梅の違い

梅干しとカリカリ梅の違い

梅干しとカリカリ梅の違い

- 概要 -

梅干しは完全に熟した梅を収穫して天日干しをして作られるが、カリカリ梅は熟す前の硬い状態の梅を漬けて作られるという違いがある。

- 詳しい解説 -

梅干しもカリカリ梅も同じ梅を使って作られるものだがどのタイミングで梅を収穫するのか、どういう調理法を取るのかに違いがある。

梅干しは完全に熟し、実が柔らかくなった梅を収穫してから天日干しにして作られる。梅を干してつくるため「梅干し」と言うようになった。梅は天日干しをすると梅の酸が多く出るようになりカルシウムと溶け合って、実が軟かかくなる。そのため栄養素が高くやわらかい触感の梅干しができる。ただしスーパーなどで売られている梅干しは天日干しをしてからシソの葉でつけたり、はちみつとつけたりして味に変化を出しているので梅干し本来の味とは異なっている。

それに対してカリカリ梅は梅干しのように完熟してから収穫するのではなく、比較的実が堅いうちに収穫し天日干しをせずに漬けてしまう。梅漬けの際に使っているのは塩のみだがカリカリとした触感を出すためにカルシウムを投入し実をより引き締めている。