横領と窃盗の違い

横領と窃盗の違い

横領と窃盗の違い

- 概要 -

横領とは他人から預かっていたものを無断で他人に渡してしまうことを指すが、窃盗は他人から物を奪うことを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

横領も窃盗も他人の物を奪うという意味だがどういう状態のものを奪っているのかに違いがある。

横領とは他人から預かっていたものを無断でまた別の他人に渡してしまうことを指す。例えば会社内で会計という立場にいる人は会社のお金を預かっているが、それを私腹のために会社に無断で自分の口座に流す行為などが当たる。また規模が小さくても横領にあたることもある。例えば他人から預かっていた財布の中身を勝手に使ってしまうことなど。横領の場合の罪の重さは懲役5年以下とされている。

それに対して窃盗とは預かっているものではなく他人が持っているものを勝手に奪うことを指す。例えば会社にある備品を勝手に持ち帰ってしまうという行為は窃盗にあたる。また窃盗は捕まると懲役10年以下か50万円以下の罰金と罪が重い。