思い出と記憶の違い

思い出と記憶の違い

思い出と記憶の違い

- 概要 -

思い出とは自分が意図せずに頭や心の中に残った物事を指すが、記憶は自分が覚えようとして覚えた物事を指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

思い出も記憶も過去の物事を頭や心に残している行為だがどうやって残したのかに違いがある。

思い出とは自分が意図せずに頭や心の中に残った物事を指す。これは自分にとってよほど衝撃的だった事柄が頭や心から抜け出せなくなっている状態のことである。とてもうれしかった出来事もとても悲しかった出来事も、どちらも平等に心に残ってしまうのでよかった物事だけが残るのではない。

それに対して記憶とは自分で覚えようとして覚えた物事を指す。例えば算数の公式であったり、社会の常識であったりは記憶の中に入る。また人間関係であっても人の名前と顔を覚えるのは記憶に分類されるが、その人たちとどこへ行ったのかは意識して覚えようとはしないので記憶ではなく思い出になる。