音程とピッチの違い

音程とピッチの違い

音程とピッチの違い

- 概要 -

音程とは音の幅のことを指しているが、ピッチとはその楽器の基準音であったり、他の楽器との音を合わせるための基準音のことを指しているという違いがある。

- 詳しい解説 -

音程もピッチも演奏をする際に使われる基本的な言葉だが何を意味しているのかに違いがある。

音程とは音の幅のことを指している。例えば鍵盤楽器でのドの音とミの音では3度ずれているがこの3度が音程に当てはまる。また歌を大勢で歌っているときに「音程を合わせて」というのは、音程があっていない人は他の人と音がずれているからあげるか下げるかをしろと言っているのである。

それに対してピッチとは基準音のことを指している。一つの楽器だけでのソロ演奏であればピッチを合わせる必要はないが、例えば鍵盤楽器と弦楽器で演奏する場合には合わせる必要がある。この場合基本的に弦楽器が鍵盤楽器の音に合わせるというのが一般的。なぜなら気温や湿度によって音が変わりやすいのが弦楽器の方が顕著であり合わせるのが簡単だからである。