化学反応と核分裂の違い

化学反応と核分裂の違い

化学反応と核分裂の違い

- 概要 -

化学反応とはもともとあった物質が別の物質に変化することを指すが、核分裂とは一つだった原子核が二つの原子核に分裂することを指すという違いがある。

- 詳しい解説 -

化学反応も核分裂も元あった状態から違う状態に変化することを指すが、どう変わるのかに違いがある。

化学反応とはもともとあった物質が別の物質に変化することを指す。なぜ変化するのかというとAという物質のそばにBという物質があったため、BがAに影響を及ぼし、AがCという物質に変わってしまうということである。これはAの中のある物質とBの中にある物質の一部同士が結合した結果、Aが性質を変えてしまったということである。

それに対して核分裂とは元は一つだった原子核が二つの原子核に分裂することを指す。化学反応のように変化したのではなく、Aという物質が、A+とA+に別れたというもの。また分裂した二つの物質は、全く同じものであるということが条件になる。