感慨無量と感無量の違い

感慨無量と感無量の違い

感慨無量と感無量の違い

- 概要 -

感慨無量とは感動して物が言えなくなることを指しているが、感無量は感慨無量を略した言い方という違いがある。

- 詳しい解説 -

感慨無量も感無量も言葉の意味としては同じであり、言葉を略しているか否かの違いがあるだけである。ただ人が受ける印象としては多少異なっている。

感慨無量とは感動して物が言えなくなることを指している。四文字熟語なのだが前半の「感慨」は深く心にしみてその感情に浸ることを指し、後半の「無量」とはどれだけの量なのかを計ることすらできないことを指している。

それに対して感無量とは感慨無量を略した言い方である。意味合いは全く同じなのだが「感慨」を「感」とだけ略しているので、ニュアンス的に心に感じた何かが感慨よりは少ない印象を受ける人もいる。漢字の意味をそのまま使うと感慨ではなく感となったため、深く心にしみてその感情に浸るというよりは何かを感じたことそのものに対して無量なのだと言っているという捉えられ方もするので、正しく語感を伝えたい場合は略さない方がいい。