恐怖と不安の違い

恐怖と不安の違い

恐怖と不安の違い

- 概要 -

恐怖とは恐怖感を抱く対象があるが、不安には不安感を抱く対象がないという違いがあり、恐怖の方が克服しやすい。

- 詳しい解説 -

恐怖も不安も何かを怖がることを指しているが、その「何か」が明確化されているかいないかの違いがある。

恐怖は恐怖感を抱く対象があるもの。例えば火が怖いであったり人間が怖いであったり、親が怖いであったりなど。恐怖を覚える対象が明確化されているのでそのものがなければ恐怖を感じることはない。また対象物が何なのかを自覚しているので、克服して恐怖心を乗り越える方法も見つけやすい。

それに対して不安とは不安感を抱く対象が定められていない。例えば老後が不安であったり将来が不安であったり一人でいることが不安であったりなど。何が不安なのかとは言えるが老後が不安と言った場合に自分が年を取ることをやめることができるのかと言えば、人間は生きている限り年を取るのでやめることはできない。基本的に不安を取り除けるのは外的要因ではなく内的要因である。