暗いと昏いの違い

暗いと昏いの違い

暗いと昏いの違い

- 概要 -

暗いは主に光を失った場所のことを指すが、昏いは夕方の空であったり、その方面に詳しくないという意味で使われるものという違いがある。

- 詳しい解説 -

暗いも昏いも同じ「くらい」と読むが、どういった状態なのかに違いがある。

暗いとは主に光を失った場所のことを指す。例えば家の電気を消して暗いであったり、目をつぶって暗いと感じたりなどである。ただし暗いには他にも意味がある。それは、性格である。陰湿な性格の人や陰りのある人のことを指す。基本的に明るいの反対語に当たるのが暗いになる。

それに対して昏いとは夕方の空(黄昏)であったり、その方面に詳しくない時にも昏いという言葉を使う。ただしその方面に詳しくないという時の昏いは暗いという漢字を使っても間違いではない。また目がくらむというときの「くらむ」も漢字にすると「昏む」であり、視界がぼやけている状態にも昏いという言葉は使われる。さらに昔は略奪愛のときにも昏いという言葉が使われており略奪愛で結婚した人のことを昏礼(こんれい)と言っていた。