- 概要 -
決別も訣別も別れを決めることという意味を指しており、全く同じ用途で使われる言葉。だが、訣別の「訣」が常用外の漢字のため、「決別」という言葉が生まれた。
- 詳しい解説 -
決別も訣別も全く同じ意味を表す漢字である。意味としては別れを決めることを指す。ただし現在は訣別という表記の仕方は基本的にはしない。
元々は訣別という漢字を使っていたが常用外漢字として「訣」が扱われるようになったため決別と表記するようになった。
また「決」と「訣」という漢字には若干のニュアンスの違いがあり、言葉を使い分けている人も中にはいる。決別よりも訣別と書く方が強く別れを意識しているように感じるためである。決別は別れることを決めそれを告げることを指しているが、告げた後で相手が反論すれば元に戻る可能性もある。だが訣別の場合には告げるのではなく、決定したことのため反論の余地がないという言葉に取られることもある。