- 概要 -
県とは国がすべてを管理し支配している場所のことを指すが、藩は国がすべてを管理や支配しているのではなく、各々の藩にいた大名が支配をしていたという違いがある。
- 詳しい解説 -
県も藩も日本の中の土地を指しているが、そこを誰がどのように管理し支配していたのかに違いがある。
県とは国がすべてを管理し支配している場所のことを指す。県一つ一つに知事は存在しているが、知事がその県の全てを管理しているわけではない。県は国のものであり、知事は学校でいうところの学級委員長のような存在にすぎないと言える。そのため県は日本の中の区分に過ぎず国としてみると特に意味のあるものではない。
それに対して藩は国が支配しているものではなく、各々の藩にいた大名が管理と支配をしていた。徳川家が日本の頂点に立ち大名を支配してはいたが、藩を支配していたわけではない。そのため藩があった時代の日本は連合国のようなものだった。徳川家はそうすることで大名の不満を和らげていたともいえる。