- 概要 -
固形石鹸とは弱アルカリ性で洗浄力に優れたものである。ボディソープとは液体石鹸の一種であり、弱酸性で固形石鹸よりも洗浄力に劣るが、扱いが手軽なものである。
- 詳しい解説 -
固形石鹸とボディソープの違いは物質全体を構成する酸性やアルカリ性の程度を示すPHの違いである。
固形石鹸とは脂肪酸ナトリウムを主成分とする物質である。弱アルカリ性であり洗浄力に優れ、低コストである点を長所とする。しかし泡立てる手間や保管方法が手軽でない点が短所である。保管方法には石鹸皿が存在するがカビの繁殖に十分注意しなければならない。
ボディソープは液体石鹸の一種であり脂肪酸カリウムを主成分とする物質である。弱酸性であり近年では保湿や香りなどの付加価値がみられる。また泡立てる手間が省け、ボトルでの保存が可能であり扱いが容易い。しかし液状を保つため全体の3割ほどしか脂肪酸ナトリウムを含まず洗浄力は固形石鹸に劣る。