志と寸志の違い

志と寸志の違い

志と寸志の違い

- 概要 -

寸志とは目上の人が目下の人に感謝の意を込めて渡すものである。志とは葬式の際の手伝いに対し、感謝の意を込めて渡すものである。

- 詳しい解説 -

寸志と志の違いは渡す場面と対象にある。

寸志とは少しばかりの感謝の気持ちを込めて、目上の人が目下の人に渡すものである。文字の通り「ほんの気持ち」という意である。寸志は1000円から5000円などの少々の金銭や品物を渡す事がマナーとされている。なお寸志は少しばかりの感謝などの場面で使用するため、のし袋やのし紙は紅白の蝶結びの水引きの物を使用する。使いやすいため多くの場面で使用する。

志とは葬式の際に手伝いに来てくれた人々など不祝儀の時に渡すものである。金額は香典と同額程度を目安とする事が多い。志は葬式の労いのため、金銭を包む際は黒白の結び切りの不祝儀袋を使用する。寸志と混同しやすいが基本的に志は他者を労う気持ちが込められており「ほんの気持ち」よりも重い葬式を扱う事から、葬式は単に志とされている。