根底と根本の違い

根底と根本の違い

根底と根本の違い

- 概要 -

根底とは大元の原因でありながら、不透明であるために解決できない部分を指す。根本とは大元の原因は明確でありながら、解決できない部分を指す。

- 詳しい解説 -

根底と根本の違いは原因が不透明で容易に解決できない部分か、原因が明確であるにも関わらず容易に解決できない部分かである。

根底とは大元の原因でありながら、それを容易に解決できない状況を指す。様々な事柄が複雑に絡んでおり明確に見えず、触れる事が困難である。根底は恨みや妬みなど強い想いが表面上に見て取れない場合、この表現を用いる。根底は波紋一つない水のようであり、ある物事が一般的である事を意味する場合、化学の発見などでこれを覆すなどという表現をする。

根本とは原因が明らかであり、長期にわたり積み重ねてきた状態を指す。根底の場合は根本は明確に見えるものであるが、それは植物が根ざすように揺るぎないものである。システムの不具合や元々の性格などに用い頑固なものである。根本を精神的意味に捉える場合、心根と同義である。