区画整理と再開発の違い

区画整理と再開発の違い

区画整理と再開発の違い

- 概要 -

区画整理とは地域住民の理解を得ながら「土地区画整理法」に基づき、よりよいまちづくりのために譲歩し合って道を作る事である。再開発とは「都市再開発法」に基づき、人の手で作られた町を時代に合わせて全くの更地としたのち、新たに町を創る事である。

- 詳しい解説 -

区画整理と再開発の違いは土地の現状維持かどうかである。

区画整理とは「土地区画整理法」に基づき、まちづくりの観点から行政が行う土地の整理をいう。道路整備が最も多く現状の土地とほぼ同じ位置を想定し、近隣住民が土地を提供する。道が整備され利便性の向上などに繋がる。その後、新たな土地割りで番地を付けていく。原則として平等性を保つが宅地の位置や面積の問題で不均衡が生じる場合、清算金が支払われる。

再開発とは以前人の手で作られた町を時代に合わせて再度手を入れる事を指す。老朽化している建築物が集合している場合、火事などの防火設備が不安定である。そのため一度その風景そのものからまず初めに戻し新たなまちを作る。再開発には「都市再開発法」に基づき市街地再開発事業や防災街区整備事業、優良建築物等整備事業、マンション建替え事業などが存在する。土地は買収などといった区画整理とは異なり一旦は開発前に戻す事に意識が置かれ、のちに全く異なる状態に開発する。