細則と要綱の違い

細則と要綱の違い

細則と要綱の違い

- 概要 -

細則とはある事柄の全てに通用する決まり事である総則を基本に、さらに細分化された補完的な決まりを指す。要綱とは相即の内容から特に基本的内容を抽出した決まりを指す。

- 詳しい解説 -

細則と要綱の違いは総則を細分化した決まりか、総則の基本的な点をまとめた決まりかである。

細則とはある事柄の全てに通用する決まり事である総則を基本に、さらに細分化し、項目ごとに個別に定めた補完的な決まりを指す。例えばマンションの決まり事においては規約と細則に分かれ、建物管理や使用を「建物の区分所有等に関する法律」に基づいて記された管理規約、管理規約の中で日常的に使用する可能性の高い決まりについて具体例を出して分かりやすく記された使用規約がある。

要綱とは総則の内容から特に基本の事柄を抽出した決まりを指す。要綱はいわば基本的なマニュアルを指し、全ての決まり事である総則から抽出した必要最低限の決まりである。またある組織等の内容の存在意義を示すための骨子であり指針及び基準を大まかに捉えた決まりを指す。