色彩と色相の違い

色彩と色相の違い

色彩と色相の違い

- 概要 -

色彩とは色を定める際に必要な要素である赤や青などの色相、鮮やかさの調整の彩度、明るさの調整の明度の3種を総合的に指す用語である。色相とは色彩の一部である赤や青などの基本の色を指す用語である。

- 詳しい解説 -

色彩と色相の違いは色を細かく設定する色相、彩度、明度全ての項目を総合的に指すか、その一部を指すかである。

色彩とは赤や青などの色相や鮮やかさの度合いを表す彩度、明るさを表す明度の3種で成立する。彩度の調節により例えばカメラならば夕日などのぼやけた光を明確に撮影する事が出来る。

色相は色彩の一部であり、大きく分けて赤や緑などの暖色と青や紫などの寒色に分かれる。色相は色のグラデーションであり、色を1番から20番まで円に並べた色相環が存在する。対になっている色が補色関係にあり、並べると互いを引き立てる効果がある。色を定める際の基本の項目であり、他の項目である彩度や明度の調節によって色相をより理想に近づけるものである。ともに色を固定化するための一基準である。