- 概要 -
失礼いたしますとは礼を欠く際に謙譲語と丁寧語を合わせる事でより気持ちを表す表現を指す。失礼しますとは礼を欠く際に丁寧語を付随させる事によって、申し訳ない気持ちを表す表現を指す。
- 詳しい解説 -
失礼いたしますと失礼しますの違いは自身を下にし、相手を敬う謙譲語があるかどうかである。
失礼いたしますとは礼を欠く際に、致すという謙譲語とますという丁寧語を用いた言葉である。丁寧語を付け自身を相手より下に位置するように配慮する。
失礼しますは、ますという丁寧語を用いた言葉である。丁寧語だけなので失礼いたしますよりも堅苦しい表現ではない。ともに対象者の何らかの動きを阻止し、代わりに自身の意思を伝えるため、礼を欠いたという行為に対する謝罪の念を表す。違いは丁寧だけでなく、自分がへりくだるか否かである。自分がへりくだる事で相手を立てるため、目上の人に使う事が多い。また対象者だけでなく提供側の店によっても差異がみられ、高級店などでは徹底した教育により失礼いたしますと失礼しましたの違いを明確に分けている。普段の生活においてはどちらもよく聞く言葉である。