- 概要 -
師範は、何らかの芸術の伝承のために先代の許しを経て先生を行う人。先生とは何らかの事柄に秀でている人物を表す。
- 詳しい解説 -
師範と先生の違いは指導者として何を教えるかである。
師範とは何らかの武術や芸術、学問などのお免状ないし先代の許しを得た人を指す。同時に皆の見本となる指導的立場であり、文化を後代に継ぐ仕事を担う。道場ならば師範に代わるサブリーダーとして、師範代が存在し門下への技術推進や管理を担う。
先生とは主に〜道と付くもの以外の指導的立場にある人を指す。先生の対象は大きな枠組みに存在し、両者はともに指導者を指すが違いは指導内容である。教員免許の有無に関わらず自分の知らない事を教えてくれる人は全て先生と呼ばれる。例えばその地域にだけ詳しい人もまた先生と呼ばれる。そのため師範は何らかの許しを得ている事が明確である。戦前まで学校の教員や各分野における指導者養成として師範学校が設けられていたが、現在は履修によって免許を取得する。