触診と打診の違い

触診と打診の違い

触診と打診の違い

- 概要 -

触診とは乳がん検診などにおいて直接患部に触れて診察する事を指す。打診とは手や小槌などを用いて患部を叩く事により、その音を聞いて診察する事を指す。

- 詳しい解説 -

触診と打診の違いは直接患部に触れて診察するか、手や小槌を用いて反響を聞いて診察するかである。

触診とは直接患部に触れて診察する事を指す。例えば乳がん検診で導入されている。触診は自身で日々行うものと専門家が行うものの2種が存在するが、触診で全てを把握出来るわけではない。触診は医者ではあるが他人に見せ触らせるために抵抗のある人が多い。

打診とは手や小槌などを用いて患部を叩く事により、その音を聞いて診察する事を指す。分かりやすい例では患者が横になり、手や指をトントンと叩き、ガスのたまり具合などが判明する。ほか、内臓の腫れや膿も、他の場所との音の比較によって分かる。大腿部で聞こえる平坦音や臓器の濁音、肺の共鳴音、気胸や肺気腫でみられる過共鳴音、鼓音を聞き取る事が可能である。