損壊と損傷の違い

損壊と損傷の違い

損壊と損傷の違い

- 概要 -

損壊とはある物が壊れ、原型を留めておらず、全体的に修理を要する損ない方を指す。損傷とは原型を留めているが、ある物に傷が付く事である。

- 詳しい解説 -

損壊と損傷の違いとはある物が壊れて原型がなくなるか傷が付くかである。

損壊とはある物が壊れる事を指す。原型を留めておらず全体的に修理を要する損ない方である。例えば器物損壊罪はある物を壊すだけでなく、本来の効用が失われるような行為も範疇である。また死体損壊罪は死体として墓などに埋められた物に損壊を与える事である。

損傷とはある物に傷が付く事である。原型を留めてはいるが損傷の度合いは幅が広い。損壊よりも原型を留めない事ではないが傷が付いているのは確かであり、修理を要する損ない方である。例えば脊椎損傷などは原型を留めて傷のみであるが、その緊急性は非常に高い。さらに住宅におけるある部分の損傷は傷跡そのものを指す事が多く大小で表現する。