反物と浴衣の違い

反物と浴衣の違い

反物と浴衣の違い

- 概要 -

反物とは大人の和服が一着分仕立てられるほどの布を丸めて保存したものを指す。浴衣とは素肌にそのまま着る着物を指す。

- 詳しい解説 -

反物と浴衣の違いは着物の元となる布状態か、その布で仕立てた一枚の薄い着物かである。

反物とは糸から織機で布を織り、大人の和服が一着分仕立てられるほどの大きさを丸めて保存したものを指す。反物は一反につき幅が約37p、長さが約12m50pという基準が設けられている。呉服屋では反物でも販売しており仕立ても承る。反物の長所は身長が高い人やふくよかな人はオーダーメイドで着物を作る事が出来る点にある。

浴衣とは元々高貴な人が風呂に入る際に来た着物であり、転じて素肌にそのまま着る着物を指す。浴衣は夏の風物詩であり、色とりどりの浴衣は女性のお洒落の一つとされる。浴衣には男性用も存在する。着物文化が疎遠になった現在は男性用であっても帯を腰でなく腹に巻く人もみられ、浴衣風ドレスの登場など、本来の着方とは異なる時代の変化がみられる。