告示と通達の違い

告示と通達の違い

告示と通達の違い

- 概要 -

告示とは国など行政機関において決定した物事について、公式に一般大衆に知らしめる事を指す。通達とは行政の中で交わす文書を指す。

- 詳しい解説 -

告示と通達の違いは国家が国民に対して伝える連絡か、上級機関が下級機関に内部連絡として伝える連絡かである。

告示とは国など行政機関において決定した物事について、公式に一般大衆に知らしめる事を指す。告示には行政処分の性質を持つ告示、不特定多数に対する告示に大きく分かれる。前者はある法令を補足した規則の成立を知らしめるか、各行政の規則の成立を知らしめるかという規模の違いに分かれる。本来は国家における公式で知らせる物を指す。例えば告示ならば、選挙管理委員が選挙期日を世に知らしめる意味を持つ。公示よりも具体的であり、事務的な面における連絡でもある。

通達とは行政の中で交わす文書を指す。国民に知らせるための告示とは異なり下級機関への命令を意図している。通達は法令で取り決めされていないため、拘束力は薄いが実際はある程度の力を持つ。