- 概要 -
鉄分とは赤血球を作る働きを持つ栄養素の一つを指す。マグネシウムとは骨や歯の形成や、血圧、血糖値、体温の調整などの働きを持つ栄養素の一つを指す。
- 詳しい解説 -
鉄分とマグネシウムの違いとは意識的に摂取すべき栄養素かどうかである。
鉄分とは赤血球を作る働きを持つ栄養素の一つを指す。鉄分の約7割は赤血球を作るヘモグロビンであり呼吸で取り入れられた酸素と結びつく事により、酸素を体内のすみずみまで行きわたらせる。鉄分には動物性食品のヘム鉄と植物性食品の非ヘム鉄に分かれ、ヘム鉄は吸収率が非常に高い。非ヘム鉄は多く食べられているため、ビタミンCや動物性たんぱく質とともに摂取する事で吸収率を上げる効果がある。欠乏するとヘモグロビンが減少し体内に酸素が不足するため鉄欠乏性貧血などになる。特に月経のある女性に必要とされる栄養素である。
マグネシウムとは骨や歯の形成や、血圧、血糖値、体温の調整などの働きを持つ栄養素の一つを指す。通常の食事をしているだけでは欠乏する事はほぼない。削り昆布や干しひじき、サクラエビなどの海の物に多く含有している。