カリウムとナトリウムの違い

カリウムとナトリウムの違い

カリウムとナトリウムの違い

- 概要 -

カリウムとは体内のナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑える効果を持つミネラルの一種を指す。ナトリウムとは血液の酸性を中和する効果を持つミネラルの一種を指す。

- 詳しい解説 -

カリウムとナトリウムの違いは細胞の浸透圧を調整する対極にあるミネラルという点である。

カリウムとは体内のナトリウムの排出を促し再吸収を抑制して、血圧の上昇を抑える効果を持つミネラルの一種を指す。カリウムの働きは細胞内の浸透圧を維持する事である。不足すると高血圧及びむくみなどを引き起こす。一方、過剰摂取は腎臓機能が低下している場合、高カリウム血症となる。

ナトリウムとはナトリウムポンプによって細胞外の浸透圧を維持し、激しい運動後の血液の酸性を中和する効果を持つミネラルの一種を指す。ナトリウムの働きはカリウムと同様、細胞内の浸透圧の維持であり、対極にある。ナトリウムは不足する事は少ないが、めまいや食欲減退、循環不全に伴う冷え性などを引き起こす。過剰摂取は高血圧となる。ナトリウムは避ければ良いという物質ではなく、例えば夏の暑さなどでは必要不可欠な物である。