- 概要 -
スイセンとはヒガンバナ科に属する春に咲く花を指す。ニラとはユリ科に属し、強い臭いを放つ食用植物を指す。
- 詳しい解説 -
スイセンとニラの違いは特有の臭いがあるかどうかが一番確実である。
スイセンとは雪中花とも呼びヒガンバナ科に属する春に咲く花を指す。およそ30種の野生種が存在し、地中海沿岸に分布する花である。球根の断面はタマネギ、葉はニラに似ており、間違えて食べて食中毒を起こす事がある。有毒となる部位は全てを対象としリコリンという成分をはじめとしたアルカロイドにより食後30分ほどで症状が表れる。葉はニラよりも幅広く厚みを持ち茎は太く、臭いはない。
ニラとはユリ科に属する食用植物を指す。葉は臭いがあり野菜の一種として著名である。東アジアに自生する植物であり、ヨーロッパではほとんど栽培されていない植物である。硫化アリルという物質が強い臭いを放つ。日光を避けた黄ニラも存在し臭みのない風味豊かな植物である。