- 概要 -
被災とは自身や大雨などの自然災害において大規模な災いの巻き添えになる事を指す。罹災とは災いが降りかかる事を指す。
- 詳しい解説 -
被災と罹災の違いは災いが降りかかる事か、災いに対し憂いを覚える事かである。
被災とは自身や大雨などの自然災害において大規模な災いの巻き添えになる事を指す。被災した人々は被害の大小問わず被災者の対象となる。最悪は家屋の倒壊や家族などの死者の増大に繋がる事であり、被災した場合の対応がマニュアル化されている。被災した土地が新たな生活空間となるためには、長い年月を要する復興をしなければならない。
罹災とは災いが降りかかる事を指す。特に罹るという文字は病気に罹るなど、視覚以外の直観的な不幸を表す。罹災はどちらの漢字もマイナスイメージを持ち、災いに憂いを覚える姿を示している。被と罹はともにかかると読み、災いが降りかかる事を共通の意味とする。かかる対象が視覚的な災害か、目に見えない災害かで分かれている。