実りと稔りの違い

実りと稔りの違い

実りと稔りの違い

- 概要 -

実りとは果物など実となる物が十分熟して食べられる状態である事を指す。稔りとは稲が穂をつけ、垂れ下がり、収穫時期である事を指す。

- 詳しい解説 -

実りと稔りの違いは収穫時期の物が果実か穀類かである。

実りとは果物など実となる物が十分熟して食べられる状態である事を指す。例えばカキやミカン、リンゴといった、木になる物である。実りという言葉から果実が主体である。実りの秋などといわれ豊作を表すほか、転じて自身が1年間行ってきた事を一つにまとめて集大成とする事を表す。

稔りとは稲が穂をつけ垂れ下がり、収穫時期である事を指す。稲に限らず粟や稗などの穀類も範疇とする。実と同様に食べ物が食べられる状態を指すが小さな粒の一つ一つが熟すという意味を持ち、より小さな事の集合体が大きな収穫に繋がる事を意図する。また穀類はそのまま食べる事は出来ず、脱穀が必要であるため収穫するだけでなく、脱穀して精査した結果きれいな粒の揃った物となる。ゆえに稔るには実るにはない手間がかかる。