- 概要 -
侮辱罪とは公然の場において、事実を示さずにある人の人格を蔑視する事を指す。名誉棄損罪とは公然の場において、事実を示しながらある人の人格を蔑視する事を指す。
- 詳しい解説 -
侮辱罪と名誉棄損罪の違いは事実である根拠を示さないか、示すかである。
侮辱罪とは公然の場において事実を示さずにある人の人格を蔑視する事を指す。例えば不倫をしていないにも関わらず、不倫男などと公然で言われる事に対して侮辱罪に値する。日常生活において頻繁に聞かれるような悪口を意図しており刑事事件に至らない事が多い。侮辱罪は侮辱されたと判断した人が訴える事により初めて問題となる。また一人の人が言い出した事に乗っかった周囲の人々も対象となる。
名誉棄損罪とは公然の場において事実を示しながらある人の人格を蔑視する事を指す。例えば本当に不倫していたとしても公然の場で周知させる事に対する名誉棄損に当たる。名誉を棄損された人は職などを追われる事になるため、相応の賠償を申し立てる事がある。