申し上げると申すの違い

申し上げると申すの違い

申し上げると申すの違い

- 概要 -

申し上げるとは言うの謙譲語を用いつつ、相手を上げる事で、相手に対し最も敬意を表す言葉を指す。申すとは言うの謙譲語を指す。

- 詳しい解説 -

申し上げると申すの違いは相手に対し最も敬意を表すか、自身を一つ提げて表すかである。

申し上げるとは言うの謙譲語を用いつつ相手を上げる事で、相手に対し最も敬意を表す言葉を指す。例えば暑中見舞い申し上げますなどという文章では、暑中見舞いで丁寧さだけでなく相手が夏の暑さで参っているであろう様子を思い浮かべながら、相手を思いやる気持ちが表れている。

申すとは言うの謙譲語を指す。申す言葉も浮かびませんという文章では自身が言うべき言葉がすぐに浮かばないほど、失態のあまり動けない状況を表している。また嫌だと申すはこれ如何にという文章において拒否する理由が判然とせず、それでも嫌だと相手が言う事に対して疑問を抱く様子を表す。申すという言葉は手紙に使用する位であり、日常生活の中では申し上げるという言葉の方がよく使われる。