- 概要 -
杉とは日本特産の常緑樹の一種を指す。屋久杉とは杉の中でも屋久島を生育地とする、大きな杉の木を指す。
- 詳しい解説 -
杉と屋久杉の違いは日本特産の常緑樹か、杉の一種でありながら屋久島の自然環境に順応してきた杉かどうかである。
杉とは日本特産の常緑樹の一種を指す。幹は直立型でかつ長い。杉を切り出したスギ材は軟らかい点や木目が通っている点が特徴であり、よく建築用材や船材などに使用される。杉の葉はよく燃えるため燃料にも用いられる。杉は人々の生活にとって基本的な木材であり、山に植林して林業として伐採してきた。
屋久杉とは杉の中でも屋久島を生育地とする大きな杉の木を指す。屋久杉は良い環境のためか、従来の杉の寿命である500年余りを大きく上回る2000年以上の杉がみられる。屋久杉は巨木であるが成長が遅い点が特徴である。屋久島はユネスコの世界自然遺産に登録されており保護しながらも知名度が高い。