- 概要 -
妄想とは事実にはない事をさも事実のように、あれこれと思い描き、固く信じている心理的状態を指す。理想とは事実でありたい対象を想像する事を指す。
- 詳しい解説 -
妄想と理想の違いは事実でない事を想像するか、事実とすべき対象を想像するかである。
妄想とは事実にはない事をさも事実のように、あれこれと思い描き、固く信じている心理的状態を指す。妄想に惑わされると事実無根の事柄がその人の頭の中でのみ現実化している状態であるため、対人関係において支障をきたす恐れがある。妄想は誰にも邪魔されない分、行き過ぎると犯罪になりかねない。
理想とは事実でありたい対象を想像する事を指す。高い目標であるが現実と対比した存在でもある。理想に逃げてしまうと現実味を帯びなくなり、結果、妄想と変わりない弊害をもたらす。現実の身の丈に合った理想を追い求める事により、理想を現実にする事が可能である。また理想は良い部分の集合体であるため、なかなか現実に現れる事はない。