推定と類推の違い

推定と類推の違い

推定と類推の違い

- 概要 -

推定とは既に知っている事を材料として、物事を考え、決める事を指す。類推とは複数の同要素を並べ、比較しながら考える事を指す。

- 詳しい解説 -

推定と類推の違いはある物事に対し、知識で以て未知の事柄を推し量る事か、他の同様の事例と比べて推し量るかである。

推定とは既に知っている事を材料として物事を考え決める事を指す。推定は主観が伴うため、一定の評価ではない。例えば遺跡の発掘において副葬品などを通じて年代を推し量る事などを表す。推定する事により仮に定め、後の調査研究を通して事実が判明する場合もある。また死亡した時が不明の場合、遺体の状態から死亡推定時刻を推し量る。

類推とは複数の同要素を並べ比較しながら考える事を指す。類推する対象は全く異なる条件では成立し得ない。例えばある人の行動が不審な場合、その人の日々の行動から不審な行動の意味を類推するという際に使用する。