- 概要 -
物質とは物体を構成するために必要な実質を指す。物体とは視覚的に捉える事の出来る具体的な形を持ったものを指す。
- 詳しい解説 -
物質と物体の違いは物体を作るための実質か、物体そのものかである。
物質とは物体を構成するために必要な実質を指す。質がなければ物質は成り立たず、さらに物体も成立しない。例えばアルミニウムは物質であり、アルミニウムの集合体で形成された1円玉が物体である。物質は空気中にも多く存在するが、それが体現するかどうかで、物体になるかどうかが決まる。
物体とは具体的な形を持ったものを指す。物体は物質の集合体である。物体には精神や知覚など、繊細な感覚が存在しない。あくまで物体はモノそのものである。例えば時計やカレンダーなど視覚的に捉えられる物は物体である。しかしその物に精神や知覚は存在しない。ゆえに生物は物体ではないのである。